ヒョウモンカマキリも野性の姿を観察する事ができると踏んでいたカマキリだったのだが、これまた自然下での姿は一度も見られなかった。

最も多く売り込みが来たカマキリだったので、生息している個体数はかなりの物だと思うのだが、それでもみつける事ができなかった自分の無能さには本当にガッカリである。



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ガイドをしてもらったPANDAK氏曰く、この花にヒョウモンカマキリが多いとのこと。
(※ヒョウモンカマキリのみならず、カマキリ全般を指している可能性もある。)

ヒョウモンカマキリ(カマキリ全般?)が好むという花は 、薄暗いジャングルの中ではなく、開けた明るい空の見える環境に群生していた。

確かにそういう場所はカマキリが好みそうな環境で、自分はこの花の群落をみつける度に、花の1つ1つをなめるようにしてカマキリを探したが、みつかったのはサシガメやクモばかりで、カマキリは1匹もみつけられなかった。

しかし、サシガメやクモのような捕食性の虫が居るということは、それだけ獲物が多いという訳であり、カマキリだってきっと居るはずである

次回は頑丈な枠の網で、花を傷めないよう気を付けつつスイーピングでもしてみようかと思う。

▲購入したヒョウモン軍団。袋の中の清潔さからして採集したてと思われる。

▲長期キープされていたと思しき袋。

ランカマキリ程ではないだろうがそこそこの需要があるらしく、業者が集めに来るまでのある程度の期間、採集者の家でキープされている事も多いようで、その間、袋の中で加齢・羽化までしている個体も居た。

即ち、ショップに入荷している野生採集の成虫が、全て交尾済みとは限らない訳で…。

▲本当は薄い青紫なのだが、自分のデジカメではどうしても本来の色が出ない…。

▲羽化後間もなく採集されたらしきオス。すっかり弱ってた。

▲終齢メス。売り込みは終齢一歩手前のメスが一番多かった。

▲メス成虫。本当に良いカマキリである。